
おばけトンネルとお姉ちゃん
第1章 おばけがいるのよ
俺は姉貴とセックスをしている。
姉貴もそれを楽しんでいる。
狂っていやがる。
殺してやろうと思った。
夜でも蝉は鳴く。
夏の夜だった。
「気持ち悪いよね、私」
いつもの〝おばけごっこ〟を楽しんだあと、姉貴の莉沙はむっくりと布団から起き上がると、俺に背中を向けて言った。
「私、だいぶ前にお父さんがどんな人か知りたくて、家の中を調べまくったの。勝手にお母さんの財布の中とか家計簿、昔のアルバムとかも。引き出しの奥の奥まで探したのよね」
それのどこが気持ち悪いのか、俺には分からない。蛍光灯の消えた四畳半の弟の部屋で、素っ裸のままあぐらをかく姉貴の後ろ姿を黙って見ていた。
華奢な撫で肩で、肩甲骨がくっきりと浮き出た、しなやかな背中。姉貴は「また太ったわ」と気にしているが、腰は瓢箪型にくびれ、引き締まった双臀は見事なハート型だ。
なによりも魅力的なのは肩甲骨まで伸びたロングヘアーで、俺は姉貴を抱いているとき、何度も何度もその黒髪を撫でる。滑らかで柔らかく、指のあいだに絡めれば、さらさらと白砂が滑り落ちていくようなのだ。
「それで何か見つかったの?」
「何も。本当に何一つ、お父さんに関わるものがないの」
布団の傍に脱ぎ捨てていた丸首のTシャツを手に取りながら、姉貴は淡々とした口調で語った。
俺と姉貴は実の父親を知らない。姉貴が生まれた時から父親はおらず、そのことについて、おふくろはいまだに何も語ろうとしない。死んでしまったのか、それとも別れただけなのか。
そろそろ教えてくれてもいいではないか。俺も来年から高校生になるし、姉貴はもう十七歳だ。十七歳なんて、ほとんど大人だと思う。
姉貴はTシャツを着直したあと、淡いピンクのパンティも穿いた。
「自分の部屋に戻るわ」
Tシャツにパンティだけの格好の姉貴が立ち上がった。そのとたん、ふわっと、桃のような香りが鼻腔をくすぐった。俺の大好きな〝お姉ちゃんの匂い〟だ。
「もう行っちゃうの?」
俺はたちまち弟の顔に戻って、すがるように言った。さっきまで実の姉の秘裂にペニスを突き刺し、抉り、叩き込み、精液をぶっ放していたくせに。
「行くわよ。明日も早いし、おやすみ」
姉貴もそれを楽しんでいる。
狂っていやがる。
殺してやろうと思った。
夜でも蝉は鳴く。
夏の夜だった。
「気持ち悪いよね、私」
いつもの〝おばけごっこ〟を楽しんだあと、姉貴の莉沙はむっくりと布団から起き上がると、俺に背中を向けて言った。
「私、だいぶ前にお父さんがどんな人か知りたくて、家の中を調べまくったの。勝手にお母さんの財布の中とか家計簿、昔のアルバムとかも。引き出しの奥の奥まで探したのよね」
それのどこが気持ち悪いのか、俺には分からない。蛍光灯の消えた四畳半の弟の部屋で、素っ裸のままあぐらをかく姉貴の後ろ姿を黙って見ていた。
華奢な撫で肩で、肩甲骨がくっきりと浮き出た、しなやかな背中。姉貴は「また太ったわ」と気にしているが、腰は瓢箪型にくびれ、引き締まった双臀は見事なハート型だ。
なによりも魅力的なのは肩甲骨まで伸びたロングヘアーで、俺は姉貴を抱いているとき、何度も何度もその黒髪を撫でる。滑らかで柔らかく、指のあいだに絡めれば、さらさらと白砂が滑り落ちていくようなのだ。
「それで何か見つかったの?」
「何も。本当に何一つ、お父さんに関わるものがないの」
布団の傍に脱ぎ捨てていた丸首のTシャツを手に取りながら、姉貴は淡々とした口調で語った。
俺と姉貴は実の父親を知らない。姉貴が生まれた時から父親はおらず、そのことについて、おふくろはいまだに何も語ろうとしない。死んでしまったのか、それとも別れただけなのか。
そろそろ教えてくれてもいいではないか。俺も来年から高校生になるし、姉貴はもう十七歳だ。十七歳なんて、ほとんど大人だと思う。
姉貴はTシャツを着直したあと、淡いピンクのパンティも穿いた。
「自分の部屋に戻るわ」
Tシャツにパンティだけの格好の姉貴が立ち上がった。そのとたん、ふわっと、桃のような香りが鼻腔をくすぐった。俺の大好きな〝お姉ちゃんの匂い〟だ。
「もう行っちゃうの?」
俺はたちまち弟の顔に戻って、すがるように言った。さっきまで実の姉の秘裂にペニスを突き刺し、抉り、叩き込み、精液をぶっ放していたくせに。
「行くわよ。明日も早いし、おやすみ」

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