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おばけトンネルとお姉ちゃん

第1章 おばけがいるのよ

「気持ち悪いよね、私」
 いつもの〝おばけごっこ〟を楽しんだあと、姉貴の莉沙はむっくりと布団から起き上がると、俺に背中を向けて言った。
「私、だいぶ前にお父さんがどんな人か知りたくて、家の中を調べまくったの。勝手にお母さんの財布の中とか家計簿、昔のアルバムとかも。引き出しの奥の奥まで探したのよね」

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