蜜会…春の嵐
第1章 春の嵐
2
「今日、田中も来るってよ…」
えっ…
その美千代の言葉に、わたしの心の中に小さな風が吹きはじめてきた。
「そ、そうなんだぁ……」
「うん、少し遅れるみたいだけど来るって、さっき幹事の鈴木が言ってたわ」
「ふぅん…」
わたしは、然り気無く、そして無関心を装い、そんな軽い返事をする。
だが、果たして田中は来るのか?
それが今夜最大で、一番の関心事であった。
田中颯太(そうた)…
それは、わたしの青春時代のそのものを表すオトコの名前。
高校入学から卒業まで付き合った、いや、高校時代の全てといえる程に愛したオトコ…
今夜、本当は…
彼に逢いたくて、再会したくて、同窓会に参加したのだから。
その彼、田中颯太が来る…
心の中の小さな風は、やや強く、舞いはじめてきた。
「美春と田中、ラブラブだったもんねぇ」
「え、あ、うん…」
「確かさぁ、成人式の同窓会は留学中だからって来なかったのよねぇ…」
「あ、そ、そうだっけ…」
当時、彼の不参加にかなり落胆したのだが…
そんな想いなんて…
と、まるで関心がなかったかの様に応える。
だけど本当は…
この美千代には、ううん、周りの同級生達にも、そして、田中本人にも…
そんなわたしの昂ぶる本心は決して知られたくはなかったから、そんな風に軽く装ったのだ。
だが、ついに、高校卒業以来である22年越しの待望の再会である。
そして…
「あっ、来たわっ」
わたしはその美千代の言葉に振り返った。
「あ…」
そこには、彼が居た。
そして目が合った瞬間…
一気に昂ぶり…
心の風が舞い上がり…
身体が熱くなってきた。
「今日、田中も来るってよ…」
えっ…
その美千代の言葉に、わたしの心の中に小さな風が吹きはじめてきた。
「そ、そうなんだぁ……」
「うん、少し遅れるみたいだけど来るって、さっき幹事の鈴木が言ってたわ」
「ふぅん…」
わたしは、然り気無く、そして無関心を装い、そんな軽い返事をする。
だが、果たして田中は来るのか?
それが今夜最大で、一番の関心事であった。
田中颯太(そうた)…
それは、わたしの青春時代のそのものを表すオトコの名前。
高校入学から卒業まで付き合った、いや、高校時代の全てといえる程に愛したオトコ…
今夜、本当は…
彼に逢いたくて、再会したくて、同窓会に参加したのだから。
その彼、田中颯太が来る…
心の中の小さな風は、やや強く、舞いはじめてきた。
「美春と田中、ラブラブだったもんねぇ」
「え、あ、うん…」
「確かさぁ、成人式の同窓会は留学中だからって来なかったのよねぇ…」
「あ、そ、そうだっけ…」
当時、彼の不参加にかなり落胆したのだが…
そんな想いなんて…
と、まるで関心がなかったかの様に応える。
だけど本当は…
この美千代には、ううん、周りの同級生達にも、そして、田中本人にも…
そんなわたしの昂ぶる本心は決して知られたくはなかったから、そんな風に軽く装ったのだ。
だが、ついに、高校卒業以来である22年越しの待望の再会である。
そして…
「あっ、来たわっ」
わたしはその美千代の言葉に振り返った。
「あ…」
そこには、彼が居た。
そして目が合った瞬間…
一気に昂ぶり…
心の風が舞い上がり…
身体が熱くなってきた。
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