クローン人間は同じ夢を見るのか 〜オルタナティブ・キイ〜
第13章 カンドゥラ沖の戦い(仮タイトル)
突然、母艦イビザのブリッジ内でけたたましいアラームが鳴り響いた
すぐさまオペレーターが解析結果を報告する
「コード〈レッド〉!巨大な飛翔物体が急速に近付いてきます!
ヤツです!バルシケル基地を壊滅させた!
コードネーム〈ストーム〉海上より急速接近中ッッ!!」
オーロラは司令官席から立ち上がった
「うろたえるな!ムーンブレイドのキアラに通信回線を開けッッ!」
すぐさまブリッジの大型モニターに少女の顔が映し出される
「こっちも確認したよ、ようやく本当の戦いだねッッ!こっちも本気で行くよ?
〈戦闘モード〉だッッ!」
キアラの隣にしがみついていたジェフリーが目を剥いた
「戦闘モード???それじゃあ今までは戦闘状態じゃなかったってことか?」
「当たり前だよジェフリー?ザコ相手に本気で戦えるわけ無いでしょ?
アルメニアのモビルスーツやタンクごときにバリアは破られないからね
さぁ、いくよ!!
立ち上がれ、ムーンブレイドッッ!!」
キアラが素早くタッチパネルを操作し、それまての画面から別のシステムに移行させ、グリップを引き上げると戦艦並みの巨体がむくっと起き上がる
蜘蛛の脚のような長い鋏脚を広げていく
機体の中央が左右にばっくり開き、巨大な砲門が現れた
周りに光りが集まっていく
高速収束ビームのエネルギーが集まっていく
〈ヴェスパー〉!!
まだ敵の機影が見えない状況だがキアラはグリップの引き金を引いた
凄まじい爆発音!
宇宙艦隊のメガ粒子砲よりもさらに細く、鋭い一条のまばゆい光りが空を貫いていった!
衝撃波が地上に新たな爆風を生み出す
またたく間に焦土化していく
「……さすがに……当たンないか!」
キアラはニヤリと笑いムーンブレイドをすぐさま移動させていった
ジェフリーはモビルスーツとまったく異なる戦い方に驚き、さらに小さな子供が残酷な戦場を増やしていく状況に虚しさを感じる事しか出来なかった……
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