王子様たちのおはなし
第1章 イタズラなキス
真っ赤な顔で、ぷるぷると震えている。
大きな瞳は潤んで今にも泣き出しそうな表情で...
G「岸くんのバカっ!!」
K「ええ?!?!」
持っているスマホで殴られそうになったので、慌ててイワゲンの腕を掴む。
G「離せバカ!!」
K「なんだよ急に!!」
G「.....大人のチューするなんて、聞いてないもん!!」
K「へ?!?!」
なおもウルウルの可愛い瞳で睨んでくるイワゲン。
マシュマロの唇はすっかりとんがって拗ねっ子モード。
...めっちゃ可愛いし!!
K「写真、撮れた??」
G「.....知らない!!」
ぷいっとそっぽを向いたイワゲンの、膨らんだほっぺがまた可愛いくて...
もっかいキスしたいな、なんて。
今言ったら怒りそうだから言わないけど。
G「岸くんのバカ!!ハゲ!!そば!!」
K「そばは関係ねぇだろ!!
てかハゲてねぇし!!」
なんでこんな怒んの?!
先にキスしてきたのはイワゲンじゃん!!
完全にそっぽを向いたイワゲンの、ツンとした横顔を見つめながら小さくため息を吐く。
人にイタズラするのは大好きだけど、自分がされるのは嫌なワガママ姫。
こうやって機嫌を損ねると、なかなか許してもらえないんだ。
神宮寺ならすぐにイワゲンを笑顔にできるんだろうなー。
K「.....。」
神宮寺がいつもやってる事すりゃ良いのか。
えーっと、
K「玄樹♡」
G「.....え?!」
ぎゅうっとイワゲンを抱きしめて、耳元で囁く。
K「玄樹、可愛いよ。」
G「え、ちょ、」
K「大好き。」
G「.....ホ、ホントに??」
ぽわっと頬を染めたイワゲンが、うるうるの瞳で俺を真っ直ぐに見つめる。
お、機嫌直ったっぽい??
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