王子様たちのおはなし
第1章 イタズラなキス
G「ねぇ、岸くんホント??」
K「おう、ホントホント。」
ふんわり笑うイワゲンはすっげー可愛い。
俺にこんな可愛く笑ってくれるのって珍しい。
K「なんだよ、もっと早く神宮寺の真似すりゃ良いって気付けば良かった。」
G「え??」
K「イワゲンの機嫌を直す方法!!
これからは俺もこれでいくわ。」
今までの平謝りにさらばだ!!
G「.................。」
K「ん??」
抱きしめていたイワゲンが纏っていた、ふんわり可愛いオーラが一瞬で消えた。
あれ、さっきの可愛い笑顔はどこへ??
なぜ超睨まれてんだ??
G「岸くん。」
K「あ、ハイ。」
声が低いよイワゲン。
目が怖いよイワゲン。
G「最っ低!!」
K「はぁ?!」
G「離してよバカ!!」
グイッと俺の胸を押して、抱きしめていた腕からするりと抜け出す。
K「ちょ、おいっ、イワゲン!!」
楽屋のドアの方へ歩き出したイワゲンを見て、焦って声をかけた。
出てっちゃうの?!
ゆっくりと振り返ったイワゲンが、じとっと睨みながら呟いた。
G「.....insensitive。」
K「は??」
また英語かよ?!
ガチャンと音を立てて閉まったドアを見つめながら、またため息を吐く。
また怒らせちまった。
さっきまでの、甘い温もりが消えてしまった手をぎゅっと握る。
またこの手に戻ってきてくんねーかな...
K「なに考えてんだ、俺。」
何でこんなにイワゲンの事が気になるのか。
ザワつく胸の理由を、知りたいような知りたくないような...
とりあえず。
K「英語勉強しよっかな...。」
たぶん実現はしないだろうけど。
華麗に英語を披露する俺を、
かっこいい!!
とイワゲンが褒めてくれるという妄想にニヤニヤしながら、俺も楽屋をあとにした。
end
sissy... いくじなし
coward... 弱虫、腰抜け
chicken... 臆病者
insensitive... 鈍感
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