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王子様たちのおはなし

第2章 ワガママ




J「.........。」



しばらく俺の髪を撫でていた神宮寺の手が、ふと止まる。



J「玄樹…、」



腕でも痺れたかな??
ヤダヤダ、まだぎゅってしてたいもん。



俺の様子を伺う神宮寺を無視して、寝た振りを決め込む。



J「..........。」




視線は感じるけど、なにも喋らない。
やっぱ腕痺れてしんどいのかなぁ...



そろそろ起きた方がいいか。
お腹も空いてきたしね。



そう思ってパチッと目を開けた瞬間。



チュっ。



G「?!?」



目の前は、神宮寺の顔。
薄目を開けていた どアップの神宮寺とバッチリ目が合った。



J「...うわぁーーーーーーっ!!」




飛び起きた神宮寺の腕から転げ落ちた俺は、プチパニック状態。



い、今、俺にキス...した??



思わず口元を押さえると、神宮寺が慌てて俺の両肩を掴む。




J「違うんだ玄樹!!誤解だ!!
キスしようとしたわけじゃ...
寝返り!!寝返りしようとしたら唇がたまたま...
とにかくわざとじゃない!!」



G「寝返り...??」



J「...そう!!寝返り!!」



たまたまぶつかったにしては、随分優しい触れ方だったけど。



J「マジで玄樹にキスしようとしたわけじゃなくて...」




必死になって言い訳をする神宮寺って珍しいかも。
なんか、可愛い。




G「良いよ別に。」



J「え?」



雑誌とかで散々やってるし。
さすがに唇にキスはなかったけど。



J「...マジで??」



G「うん。神宮寺なら嫌じゃないよ??」





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