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儚い笑顔

第1章 日課。



「おっはよーん♪」
ドシッ
と、後ろから強烈なアタックが…

「あ、あやね…おはよ、重いからどいて?」

「重いとか酷い!」
なんてむくれる私の友達。
葉山 あやね。

「今日はいつにも増して元気無いねぇ?」

「あやねはいつもの様に無駄に鋭いね。似合わないけど」

「似合わないって何さ!折角人が心配してんのにー!」
そう言ってぎゃーぎゃー騒ぐあやね

「朝からうざいよ、黙れ」
冷たく言う私


周りからは冷ややかな目線…なのか、わからない目線たち。

「あ〜や〜ね〜ちゃんっ」
なんて、語尾にハートが付きそうな声で呼ぶ
知らない男。

「あやね、誰こいつ。また男作ったの?」

「え?この人知らない。誰?」

「えぇ、酷いよあやねちゃん。昨日告白した小野崎だよ!」

「え、何あやね、また告られたの?うっわー…流石モテ女。」
そう、あやねは可愛い。
本当に可愛い。
女の子って感じで、何で私と居るのかも正直謎なところだ。



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