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もしも、君を愛せたならば

第13章 亜矢とシンのはじまり

あたしは教室に寄って
ドサっ!とカバンを席に置いた。

〝なに~?亜矢、
 機嫌悪い~?!〟

同じクラスの奈々が
覗き込んで言う。

〝奈々~

 怠いよぉ~
 また水野の呼び出しだぁ~
 
 この色明るすぎ~?
 いけると思ったんだけどなぁ。
 
 はぁーーーーもぉっ、
 メンドーだけど、
 ちょっくら指導室行ってくる~〟



〝あ~あ、また捕まった?
 亜矢ゼッタイ、
 目ぇ付けられてるよ~!!〟



〝だよねぇ。

 ったくも~
 ウザ~!!!〟




そう言いって
私は仕方なく、
水野の待つ生徒指導室に向かう。


・・・ガラガラガラ・・・・


〝センセー!!!
 来たけど~?〟










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