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もしも、君を愛せたならば

第11章 亜矢

午前の授業が終わると
私と亜矢は、目立たないよう
騒がしい学食の隅っこで
メールの話の続きをした。


〝んーでもね、夏帆ぉ、
 その・・・
 和也には、えっと、
 ・・・・気を付けてね??〟

〝・・・んん??
 ・・!!
 何がっ!!何が??!!〟


私はピラフを一気に飲み込んで
亜矢に聞き返す。


〝和也は、いーやつなんだけど
 女癖悪そーじゃん??〟

〝ええぇぇ??
 ・・・そんなぁ~マジ??〟

〝いや、わかんないよ??
 わかんないけど・・・
 10代の頃は、
 とっかえひっかえみたいな
 そーゆーの聞いたことあるから・・・
 中学の時から、
 かなり荒れてたし・・・
 友達裏切ったりはしないけど、
 女癖は・・・どーかなぁ・・・〟

〝むぅ~・・・
 なんとなく、わかる気がする〟


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