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もしも、君を愛せたならば

第11章 亜矢

和也とのエッチも
こっちが誘った言えば
それはそうだけど、

「かなり慣れてる」

そんな気がして
キスの時、ほんの少し戸惑った。



〝亜矢ぁ・・・
 あたし、それでも
 やっぱ何か好きみたい・・・〟


そう、なんでか
好きになってしまった。

女がどうとか、昔がどうとか
今さら言われたって
好きになってからじゃ遅い。

遊ばれようが、
都合が良かろうが、
それでもいい。

そう思った。


そんな私を亜矢は見かねて、


〝んーよしっ!!
 だったら頑張れ!!
 応援するっ!!
 そのかわり、
 も~しひどい目に遭ったら
 ソッコー言ってね??
 あたしが蹴り入れてやるからぁ!!〟


〝アハハ~!!
 マジ???ソッコー言うよ!!〟


良かった。
亜矢がそう言ってくれて。

会ってすぐにエッチしたなんて、
いくら友達の亜矢でも嫌われそうで
それが一番の心配でもあったから。

まぁ亜矢も、人の事は
とやかく言えないんだけど。

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