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もしも、君を愛せたならば

第39章 旅行

さっさと着替え終わって
ロッカールームを出ると、
休憩室のテーブルに
リョウ君が突っ伏していた。


「リョウ君、お先・・・」



・・・・。
寝てる。


私は、
無防備に眠るリョウ君の
肩を軽く叩いた。


「リョウ君〜、
ロッカー空いたよー?」


「んー・・・」



リョウ君は
心底眠そうな目で
顔だけこっちに向けた。


一瞬、
あんまり無い状況に
ドキっとさせられた。

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