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もしも、君を愛せたならば

第39章 旅行

結局、
18時から働いて、
一息つけたのは日付がかわる直前だった。


「お疲れー」

「お疲れ様でーす」


いつも以上にお客さんが多くて
オーダーも引っ切り無しで
正直クタクタになった。

一人、二人、
バイトの仲間は帰って行く。

最後まで残っていたのは
店長とリョウ君と私だった。



すっかり店には、
お客さんも居なくなって
店長はレジの計算を始める。

私とリョウ君は
フロアの掃除にかかる。


二人とも、
疲れのせいで無言だった。



「二人とも、
お疲れさーん!
上がっていいよー!!

あ、夏帆ちゃん、ほんっとに助かったよー
ありがとねー!!」



「あ、ハーイ!どーも」


私は、
一気に怠さに襲われて
休憩室の奥のロッカーに向かう。



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