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もしも、君を愛せたならば

第38章 欲しい

亜矢は
ケータイでツリーの写真を撮ってて
俺はそんな亜矢を見つめる。



「シン?・・・疲れちゃった?」





亜矢は俺を気遣う表情で
俺の隣に座ってきた。


「や、別に?


 亜矢がカワイーなと思って
 見てただけ」



「へ!?

 な・・・何言ってんの!?」




亜矢は照れて
俺から目を逸らした。





ああ、ヤバイ。

いつから俺はこんな風になったのか。


亜矢が可愛くて、可愛くて
人前なのに欲しくなる。

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