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もしも、君を愛せたならば

第38章 欲しい

「シン?」


ずっと見つめたまんまの俺を
亜矢は不思議そうに覗き込んでくる。

すると
亜矢は紙袋から箱を出して
俺の目の前に差し出した。



「シンー、
 メリークリスマ~ス!!」



俺は、
プレゼントする事ばっか考えてて
亜矢から貰うなんて予想してなくて
子供みたいに嬉しくなった。



「マジ??何ー!??」


「へっへ~♪
 開けていいよ!!」



リボンを解いてそっと箱を開けると
前から欲しかった財布があった。
俺は嬉しくて、亜矢をギュっとした。



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