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もしも、君を愛せたならば

第35章 クリスマスイブ

シンの頬には
白いクリームが付いてて
私は思わず吹き出した。

持ってたティッシュで拭こうとしたら
その手を掴まれてキスされた。


「ん・・・シン・・・

 着いてる・・・んんッ・・」


「どこ?舐めて?」


「やだよ恥ずかしいッ!!
 もー!!バカッ!!」


「んだよ冷たい女だな、お前!
 俺はいっつも舐めてんのに?」


「え?舐め・・・!??」



そう言われて、
私は真っ赤になって、
思いっきりシンをグーで殴った。


すると、その腕をまた掴まれて
頬を指差して急かされた。



「・・・もぉ・・・

 シンのバカー・・・」



そう言いながらも、
そっと舌を伸ばして、
クリームを舐めた。

そのままキスされて
また胸の奥がギュっとなった。

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