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もしも、君を愛せたならば

第35章 クリスマスイブ

シンがブラのホックに
手をかけた瞬間、
下からお姉ちゃんの声がした。


「慎也ーッ!!
 ちょっとーーッ!!」


シンの手が止まる。

迷った指先は一旦引っ込んだ。



「んだよ・・・

 あーーーもうッ!!!」




シンは階段を駆け下りて行った。


私はドキドキが止まらなくて
付き合いたての頃を思いだした。


私は、
シンがヤキモチを焼いたのが
嬉しくて嬉しくて、
思い出し笑いをしてた。

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