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もしも、君を愛せたならば

第35章 クリスマスイブ

「う・・・うそだぁ・・・
 シンが?センセー?マジで?
 何の先生ッ!???」


「まー数学かなー」


「うそーッ!!うそでしょーッ!?
 す、すごーいッッ!!!」


するとシンは
いつもより強めに巻いた長い髪に
指を絡めるように触れてきた。


「俺のハナシはもーいいの。
 問題はお前ー。

 ハイ話戻して。
 とにかくバイトは禁止。
 金は俺が貯めるから。

 分かった?」


「で、でも・・・アタシ・・・」


「んだよ、俺の言う事聞けねーの?」



そう言うと、
シンは首筋に唇を這わせてきた。



「や・・・そうじゃないよッ・・」


「んじゃ何?
 また浮気すんの?」


「・・・ち、違うよッ!!」


キスで唇を塞がれて
胸の奥が溶けそうに熱い。



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