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もしも、君を愛せたならば

第35章 クリスマスイブ

お昼になって、
シンからメールがきていた。


件名:無題
本文:俺んちに行っといて!




愛想のないメール。
でも、これがいい。

私は前から買っておいた
クリスマスプレゼントを持って
シンの家に向かった。



玄関のインターホンを鳴らすと
シンのお姉ちゃんが出てきて
リビングに通される。

シンの家族はいつも、
私の事を家族同様に扱ってくれて
すっかり馴染んでいた。


お母さんとお姉ちゃんは
姉妹みたいにいつも仲良しで、
私を交えて3人で話すことも多かった。


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