テキストサイズ

もしも、君を愛せたならば

第34章 離れられない

まだ朝の6時で
外は薄暗かった。

私は、ぼんやりとシンを眺めて、
こうしていられるのが
当たり前じゃないって事に
あらためて気づかされた。

好きな人と想い合える事って
奇跡的な事かもしれない。

だから、今も、これからも、
シンが想ってくれる気持ちを
ずっと大切にしたい、

そう思うと、
胸の奥の方がギュッとなった。




シンとずっと一緒にいたい。



もう、離れられない。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ