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もしも、君を愛せたならば

第34章 離れられない

「・・・アタシ、
 
 タバコやめる・・・」




「おー?どしたの」



「だって・・・

 結婚して、子供が出来たら
 どーせやめなきゃだし。

 シンみたいにヘビーじゃないし、
 今ならやめれるかも」




真剣に私はそう言ったのに
シンは笑った。


「もぉ、なんで?

 なんで笑うのー?」



そう言うと、
シンはギュっと抱きしめて言った。



「そーだよな。
 早く結婚したい、亜矢と。

 んで、子供も欲しい。

 亜矢と俺の子供、
 どんなんか楽しみー」



そう言われて、
私は真っ赤になったけど
シンの口からそんな言葉を聞いて
嬉しくて、幸せだった。

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