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もしも、君を愛せたならば

第32章 とにかく

「来年になって、
 お前が働き出して
 
 その年じゃ早ーから、
 その次の年くらいだな。

 まだ二年先だけど
 俺、お前と結婚するから」


「・・・プッ・・・

 もう決まってるんだ!?」


私は、思わず吹き出した。


「んで?

 お前は?
 俺でいいの?」


和也は咳き込みながら言った。




ちょっと涙目な和也を
私は自分からまたギュっとした。


「・・・和也がいい」






小さいころの夢は花嫁だった。

今、私の中で
ものすごくリアルに夢に近づいて
一生この人と一緒にいたい、
本気でそう思っていた。


とにかく、和也の事が
好きで、好きで、たまらなかった。


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