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もしも、君を愛せたならば

第32章 とにかく

「か・・・和也・・!?」



玄関をあけた所には
和也が座り込んでいた。


「よ!」



「よ・・・じゃないよ・・・

 どーしたの!??」


「や・・・
 やっぱ会いたくなって・・・」


和也はそう言うと
また咳き込んだ。


「・・・和也・・・!??
 


 うそ、すっごい熱・・・」






私は、
バタバタと和也を招き入れて
上着を脱がせた。

ベッドに横になる和也に
布団をかけながら
普段ちっとも使わない
体温計を探した。



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