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もしも、君を愛せたならば

第31章 俺の失敗

「で?
 別れるつもりはナイんでしょー?」



「んー・・・まぁなー」



「っとに、自分もヤっといて
 サイッテー男~!
 早く許してあげなよ!!」


「はぁッ??
 お前が言うなよッ!!
 も~だいたいお前何なの?」


「わっかんない!!
 まーアレだねッ、倦怠期ってやつ?
 あるある!!!
 アタシも彼氏と倦怠期~!!


 でもねッ、
 それも必要なんだよねー!!」





レイナはそう言って
アハハと笑った。



女は恐ろしい。

好きなヤツとしかヤれない、
そー思ってたのに
そーじゃないと分かって

自分のガキっぽさに気付いた。





亜矢の浮気は、あくまで浮気で、
所詮浮気だ。


俺はレイナと話してそう思えた。


狭い心はほんの少し広がって
ちょっと楽になった。



やっぱ変なオンナだ。

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