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もしも、君を愛せたならば

第31章 俺の失敗

俺は飛ぶように家に帰ると
バイトの前に亜矢に電話した。



「も・・・もしもし!??

 シン・・・!??」




「亜矢悪い、無視して。

 バイトの後行くわ!」



それだけ言うと
俺は電話を切ってバイトに出た。






結局俺は亜矢が好きで

レイナとヤったところで、
その気持ちは傾きさえもしなくて、

レイナは俺とのことを
「思い出」とか言って笑っていて、
そんなもんなのかと思った。


けど俺にとっては
こんな思い出なら全く不要で
勲章なんか欲しくも無い。


俺にとって大事なのは、
今も、これからも、
亜矢の存在だってことに、
あらためて気付いた。


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