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もしも、君を愛せたならば

第30章 嘘

その時、
時間は既に23:30で
亜矢からは何度も着信があった。



俺は店の外に出て歩きながら
亜矢ではなく、
和也に電話した。



「和也ー飲みすぎたー。

 迎えに来てー」





亜矢は
和也にも電話をかけてたらしく
迎えに来た和也は心底怠そうだった。


和也の車の中で
俺は亜矢に電話をかけた。


「おー亜矢ー?
 悪ぃー飲んでたー。

 えー?
 ツレだよ、ユージとニシ。

 マジだって」




俺は、亜矢に嘘をついた。

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