テキストサイズ

もしも、君を愛せたならば

第30章 嘘

レイナの手は
俺の体にキュッと回されていた。



「・・・浮気

 してたりして?」



レイナの行動と言葉に
俺は思わずピンとくる。

こーゆー女の扱いには慣れてる。



「かもねー。
 
 だったらどーなの?」



俺は後ろにいるレイナに
視線を落としながら言った。



「・・・アタシと浮気する?」



ほら、やっぱり。




いつもなら、
無視できるところなのに
先週店長が言ってたのが
やたらと気に障って、

予想以上に酔いが回ってた俺は
どうかしてた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ