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もしも、君を愛せたならば

第30章 嘘

「矢島クンてさ、
 その彼女に不満とかナイの?」


なかなか鋭い所を突く。


「べつにー?
 無いけど?」


「えー?
 ウソだぁ!!
 絶対マンネリでしょーッ??」


「いやー?
 んな事ねーよ。
 会ったら絶対ヤるし?笑」


俺を言い負かしたいのが
見え見えで、おれも負けじと返す。


「やだなーもぉ~!!!
 そーなのぉ??
 
 ・・・じゃーアタシは入る隙ナシ?」


レイナは困り顔で言う。
俺はそう言われて、
ちょっとドキっとして
思わずはぐらかした。


「・・・さぁ?」

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