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もしも、君を愛せたならば

第30章 嘘

「あーーーッ!!
 矢島クン!!来てくれたんだぁッ!
 ちょー嬉しいッツ!!!」


飲み会とは言っても
結構な広さのフロアを貸し切ってて
見た事ある奴は大勢いたけど
久々の雰囲気にワクワクした。


レイナは、
慣れ慣れしく俺の腕を掴むと
ソファーの席に俺を連れてきた。


「じゃーんッ!!!
 矢島クン連れてきちゃったぁ~!」


ソコにはチア部の派手な子が
4人位いて、俺を見るなり
キャーキャー騒いだ。


「あーッ!!ダメダメ!!
 アタシが連れてきたんだから!」


レイナはそう言うと、
また俺の腕を引いて、
薄暗いカウンターに座った。

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