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もしも、君を愛せたならば

第28章 幸せ

〝一緒に暮らして、
 もっとお互い知って、
 ケンカもするだろーけど?
 
 俺はこの先も、
 夏帆と離れるつもりねーから。

 だから、
 そのつもりしといて?〟


〝えっと・・・それは・・・
 その・・・〟


なんだか、
嬉しくて、
いても立ってもいられなくて
私は和也に抱きついた。


和也は、大きな手で
私の髪を撫でながら
ウソみたいな言葉を言ってくれた。


〝夏帆、
 いつか結婚しよう〟


その一言。



それがいつなのか、
そんなのはどうでも良くって、
ただ、和也が私の事を
そういう風に思ってくれていた事が
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。

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