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私は、夕飯の準備を済ませて
テーブルに運ぶと、和也が言った。


〝なぁ、夏帆、
　
　お前が卒業したら、
　一緒に暮らさない？〟


私は、一瞬何の話か分からなくて
思わず聞き返した。


〝・・・え？
　暮らすって・・どーいう事？〟


〝や、別に・・・そのまんま。

　同棲しよーって言ってんだけど〟



私は、和也の突然の話に
思わず座り込んだ。


〝な・・・
　なんで？
　どどど・・・どーしてぇ？〟


思わず、亜矢の話が頭を過って
私は和也に聞いた。


〝土日しか会えねーの、
　寂しいかなと思って。

　・・・平日お前が何してるか
　サッパリわかんねーし。

　で・・・夏帆が毎日いてくれたら
　俺もっと頑張れるし〟


私は、
その言葉を聞いて、

なんだか無性に感動して、

嬉しくて嬉しくてたまらなかった。