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もしも、君を愛せたならば

第26章 亜矢のツレ

胸の下あたりまである
長い茶色の髪。
大きな目と長い睫毛。
長い脚にブーツ姿が俺好み。


その子は、振り返った俺を、
ジッと見た。

ハッキリ言って
美人だった。



俺は、
焦って言った。

〝お、亜矢のツレにしちゃ
 えらいベッピンだな!
 なんてーの?〟



俺が聞くと、その子は答える。

〝あ・・・夏帆です〟

〝夏帆ちゃんねー!
 俺、和也。
 まぁよろしくー。
 亜矢とは腐れ縁なんだわ!〟



そう言うと、その夏帆って子は
俺に向かってニッコリ笑った。



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