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俺は、頭がカッとなる。


〝はぁ・・・！？
　援交！？
　なワケねーだろ！〟


〝いや、マジ。
　俺見たから〟


シンにそう言われて
俺は何も言えなくなって
座り込んだ。


〝・・・いつ見たんだよ〟

〝いや、２、３回だけど。
　男と車乗ってるトコとか
　ホテル入るトコとか・・・

　あれ、
　どー見ても
　付き合ってるってー感じじゃねーわ〟


〝それホントにアイツなワケ？〟


〝あーそーだよ。
　だからやめとけって言ってんだよ〟





マジかよ。


ナツが？



でも、
いくらシンにそう言われても
俺は信じられなかった。

信じたくなかった。