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もしも、君を愛せたならば

第24章 ナツ

結局、ナツは現れず、
そのまま昼休みは終わった。


翌日も、ナツは欠席で
思うように会えなかった。


〝あ゛ーもうッ!!
 何だよったく!!!〟


俺はシンのバイトが終わる頃
シンのバイト先に顔を出した。


〝しゃーねぇーガキだなぁ、
 ったく。
 お前らの歳なんか、
 遊びまくっときゃいんだよ!
 女は黙っときゃ付いてくんだよ〟


店長が店を閉めながら俺に言った。

〝いや、
 そーゆー女じゃねーんだって店長!
 も~知恵貸してくれよ!!〟

〝知恵なんかねーよッ!
 まーお前らみてーなガキには
 何言ったってわかんねーよ!〟


すると、店の奥からシンが出てくる。

〝おい、待ち伏せ?
 ホントにどーしちゃったのよ(笑)〟

〝うるせー付き合え!〟

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