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もしも、君を愛せたならば

第24章 ナツ

〝ねねー、和也ー!!
 今日ヒマー??〟

〝あーゴメン。
 用事あんだわ〟








俺は、一切女と遊ぶのをやめた。


〝なんだよ和也!
 病気?〟

英司が突っ込む。


〝聞いちゃった~!
 ナ・ツ・だろ?〟


俺は思わずドキっとした。
そんで、
隣のクラスのシンに駆け寄った。


〝おー和也!
 グモニン!!〟

〝てめぇ!
 グモニン!じゃねーよ!
 英司によけーなこと言っただろ!〟

〝なんだよ、いーじゃん?
 ダメなワケ?〟

〝いや、もー、
 ウゼーんだって、お前ら!〟



すると、
隣の席にナツが来た。




〝おはよー!〟




俺は、
言葉も出ない。




ああ、ヤバイ。

なんでか分かんねーけど、

俺はナツが好きだ。

そう思った。



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