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もしも、君を愛せたならば

第24章 ナツ

〝よくわかんねーけど。
 ・・・。

 いーなーって〟

〝あーナツはダメダメ。
 あいつ誰にもなびかねぇよ。
 そーゆーヤツなの〟

〝んで分かんだよ?
 お前アイツの何を知ってんの?〟

〝いや・・・何でって・・・
 てか、おまえ怖ーよ!〟

〝ホント!!
 和也キモい!!〟

〝あ゛ーもうっ、
 亜矢はうるせー!!
 お前らに言ってソンした!!〟




俺は、
シンに女の話をすること自体
初めてだった。

女とは
テキトーに遊んでばっか。
好きとか言うのは
馬鹿らしいし、興味ない。





俺は意地になった。



〝おーし、俺決めた。
 
 今日から遊ぶのやめるわ。
 
 見とけよ?〟



シンと亜矢は
口を揃えて無理だと言った。

けど、

とにかく俺は決めた。




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