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もしも、君を愛せたならば

第23章 アイツら

次の日、俺は結衣に言われた。

〝もう和也とは
 二度と口聞かないからッ!
 
 マジ、サイッテー!!!〟




・・・はぁ?
俺が悪いの?

俺は腑に落ちないまま
はいよ、と返事して
ドカッと席に座った。




〝おい~和也!!
 お前何やらかしたんだよッ!〟

前の席の英司が
シシシと笑いながら聞く。

〝は?
 わっかんねーよ!!
 
 俺全ッ然悪くねーし!〟



俺は一応小声で言う。


少なくとも、
こんな女は今まで4、5人いた。
その度に俺は、悪者呼ばわりされ、
サイテーだとか?
遊ばれたとか?
散々な言われようだった。

けど俺は、
自分から誘うことは一切無かったし
好きとも言ってねーし、
付き合うとも言ってねー。


女は勝手だ。


17の俺は、こんなだった。



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