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もしも、君を愛せたならば

第22章 タクミ

金曜になって、
学校の帰りにまた電話をかけた。


繋がった!!!!


暫く呼び出して、
やっとタクミが出る。




〝・・・もしもし?〟


愛想のない声。



〝あ・・・タクミ?
 あたし・・・〟


そう言うけど、応答はない。




〝・・・誰?〟



それだけ言って、
電話は切られた。


すぐまたかけ直したけど、
また電源が切られていた。



タクミは彼女と一緒だ。
それ以外無い。

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