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もしも、君を愛せたならば

第22章 タクミ

結局あれから、
タクミからは何の連絡もなく
私は自分のアパートに戻った。

私から、一回電話をかけたけど
電源が入っていなかった。

月曜の授業は
なんとなく受ける気になれなくて
結局夕方まで寝ていた。


夜になって、
またタクミを思い出す。

恐る恐る、電話をかける。



でも、
電源は切られたままだった。





私は、泣きそうになって
枕に突っ伏した。

友達からは
山のようにメールがあったけど
返信すらする気になれなかった。

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