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もしも、君を愛せたならば

第21章 同窓会

〝そんなに好きなら、
 なんで俺の事捨てたりすんの?〟


〝だって、タクミが
 浮気したんじゃん・・・〟


〝だから、浮気じゃねーって!
 ヤってねーし!
 ほんっと信じねーなぁ、お前〟


〝信じらんない、そんなの!!
 一晩一緒にいたんだか何だかで?
 何にも無いワケないじゃん!
 
 ・・・っとに・・・
 ムカつく・・・っ!!!!〟


〝・・・すぐ怒る。
 夏帆はぁ~・・・〟


〝だって・・・
 タクミの事、好きなのにッ・・・
 分かってくれないじゃん・・・〟



別れる直前もこんな感じで
いっつもケンカになった。

怒り出すのはいつも私だったけど。

そんな自分にも、またイライラして
もう何が何だか分からなかった。

お願いだから戻ってきて。
その時、私の想いはそれだけだった。

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