
もしも、君を愛せたならば
第21章 同窓会
〝おーッ!!久しぶり~!!〟
〝えーッ??誰?誰?〟
中学を卒業して、
まだ4年だというのに
この年頃の変わりようは凄い。
クラスで一番モテていた男の子は
更にカッコよくなっていて
勉強だけが取り柄の男の子も
なんとなく垢抜けていて
女の子も、メイクが濃くなったり
服装がお洒落になってて
誰だか言い当てるのが面白かった。
この時、20歳になった子と
未成年の割合は、ちょうど半々で
会場は駅前の居酒屋の座敷だった。
今思えば、ベタで可愛らしい。
タクミはいない。
私はキョロキョロする。
そこに、仲の良かったマリが
すかさず突っ込んだ。
〝タクミ来てないねッ〟
〝あ、うん・・・〟
がっかりなのか、何なのか
分からないような表情の私に
マリはそっと言った。
〝結局、別れたまんま?〟
頷く私にマリは言う。
〝大丈夫!!
あたし、ちゃんと来るように
昨日連絡しといたから!!〟
マリとは時々メールする仲。
中学の時、
私とタクミをくっつけた張本人だ。
タクミが浮気したところまでしか
話していない。
年下の子と付き合ってることを
マリに説明すると
奪還計画を立てる、と言った。
・・・なんか
亜矢に似てるな。
〝えーッ??誰?誰?〟
中学を卒業して、
まだ4年だというのに
この年頃の変わりようは凄い。
クラスで一番モテていた男の子は
更にカッコよくなっていて
勉強だけが取り柄の男の子も
なんとなく垢抜けていて
女の子も、メイクが濃くなったり
服装がお洒落になってて
誰だか言い当てるのが面白かった。
この時、20歳になった子と
未成年の割合は、ちょうど半々で
会場は駅前の居酒屋の座敷だった。
今思えば、ベタで可愛らしい。
タクミはいない。
私はキョロキョロする。
そこに、仲の良かったマリが
すかさず突っ込んだ。
〝タクミ来てないねッ〟
〝あ、うん・・・〟
がっかりなのか、何なのか
分からないような表情の私に
マリはそっと言った。
〝結局、別れたまんま?〟
頷く私にマリは言う。
〝大丈夫!!
あたし、ちゃんと来るように
昨日連絡しといたから!!〟
マリとは時々メールする仲。
中学の時、
私とタクミをくっつけた張本人だ。
タクミが浮気したところまでしか
話していない。
年下の子と付き合ってることを
マリに説明すると
奪還計画を立てる、と言った。
・・・なんか
亜矢に似てるな。
