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もしも、君を愛せたならば

第20章 夏帆と亜矢の出会い

同窓会の事を亜矢に話すと、
その日の夕方、私の部屋に来て
作戦会議をしようと言った。

タクミとの始まりから終わりまで
事細かに亜矢には話していて

中途半端なタクミへの気持ちも
亜矢は分かってくれていた。



〝亜矢ぁ・・・
 あたし、タクミの事、
 忘れられそうに無いよぉ・・・
 今度会ったら、
 また好きになりそう・・・〟


〝夏帆ぉ~・・・
 そんなに好きなら、
 なんで別れたの!??
 
 大丈夫、今度はちゃんと、
 素直に伝えておいで??〟
 

〝・・・んー・・・
 そうだね・・・〟


〝それでダメなら
 キッパリ忘れるッ!!
 それでいーじゃん!!〟


〝ううぅ~ダメなら・・・かぁ。
 その可能性のが高いよ~〟


〝ダメ、夏帆!!
 そんなん言ってたら
 何も変わんないよ??〟

 とにかく、
 彼女がいよーが何だろーがッ
 
 夏帆が好きならそのまんま!
 伝えてぶつけりゃいんだよッ!
 〟


ウジウジする私に
亜矢は喝を入れる。

そんな話で、また朝まで
私と亜矢は盛り上がった。

亜矢といると
前向きになれた。





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