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もしも、君を愛せたならば

第18章 マジ

こんな呼び出しは初めてで
夏だから?なんて
俺は訳のわから無い事を考え、
人気の全くない
プールの更衣室のドアを開けた。


〝亜矢?
 


 ・・・?

 ・・・・・!!!〟


俺は絶句した。



そこには、綾瀬がいた。





〝・・・矢島クン、
 
 


 ゴメン、
 騙しちゃった。
 


 でも、お願い・・・

 怒んないで?〟




そう言って綾瀬は


制服のブラウスの
ボタンを外しはじめる。


俺は戸惑いながらも、
状況だけは把握した。




一瞬、
綾瀬の胸元が気になったけど
すぐに振り返って
ドアノブを握る。


すると、
綾瀬が背中にピタリと
くっついてくる。


〝お願い!
 


 ・・・・内緒にするから!!〟




おいおい、
・・・マジかよ。


〝・・・だからっ・・
 
 お願い・・・
 ・・・・矢島クン・・・〟

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