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もしも、君を愛せたならば

第18章 マジ

夏休みも近くなって、
学校中ソワソワしている。

受験の二文字は置いといて
俺はバイトに明け暮れよう、
そう思っていた。

だいたい、
受験するのかさえも
わかんねーし。


〝ねーねー矢島クン、
 これ、さっき2年の子が
 持ってきたよ!!


〝は?〟


隣の綾瀬がメモを渡してきた。
何だこれ?


そこには
女子の字でこう書かれていた。


「お昼休み、
 プールの更衣室で
 どうしても会いたいナ」


俺は、亜矢だと思い込んで
そのメモを真に受けた。

そして、
午前の授業が終わると
プールの更衣室に向かった。

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