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もしも、君を愛せたならば

第4章 わが子

〝ママ!おかえりなさい!!〟

二回の教室から、
長男の隼斗が
別の先生と降りてくる。

〝ただいま~隼斗!!おりこうさんにしてたかな~??〟

〝あったりまえだろ!!〟

6歳の長男、隼斗。
男のくせに
口が達者。
言葉づかいを
いつも先生に注意されている。

〝先生、女の夜道は危険だから、気を付けて帰れよ!!〟

ニマっと笑顔で
大西先生にそういうと

〝どこでそんなセリフ
覚えてくるんだか~〟

〝ホントよね~隼斗くんたら〟

と二人の先生に小突かれて
嬉しそう。

隼仁は
私より一つ年上の
大西先生が大好きなのだ。
いや、女の人が好きなのだ。

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