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もしも、君を愛せたならば

第17章 シンと和也

〝おーシン!!
 お前何組なったの?
 
 お、髪色変わってる〟


中学からの友達の和也だ。
ナイス。


〝ってーな、和也ぁ。
 あれ?そーいや俺何組だっけ〟

〝矢島クン、6組だよ~♪
 隣の席なんだよねーっ〟


すかさず、綾瀬が
隣にくっついてきて言った。



おい、だから、
やめろ!!!


〝なんだ、隣じゃん。
 飯食おーぜ。

 卵焼き分けて〟


そう言って
和也が立ち去るのに合わせて
俺もその場を逃げるように去る。




〝あ、もぉー矢島クンてばぁ!〟





・・・。


あの女、

苦手だ。



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