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もしも、君を愛せたならば

第17章 シンと和也

昼休み、

俺は亜矢の事が気になって
購買近くをウロウロした。

すると、また
さっきの香水の匂いがした。




・・・またかよ。

〝ねぇ矢島クン、
 さっきはありがとー♪
 ミナ助かったぁ!
 お礼にパン奢るよ!!〟


パンかよ!


〝いや、いらねー。
 俺弁当だし〟


〝えーそうなのぉ?
 じゃー教室で一緒に食べようよ!〟



〝いや、いーって〟

〝なんでぇ~?〟



そう言って
綾瀬は俺を小突いてきた。

何すんだよ!
亜矢に見つかる!!

すると、
後ろから、
誰かが俺の背中を蹴る。

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