
もしも、君を愛せたならば
第16章 好き
次の日も、
その次の日も、
昼休みに購買でシンを見付けた。
シンは、
私に気づかないフリをして
クラスの女の子と話してた。
そんな態度に
無性に腹が立って、
苛々が止まらなかった。
どんな風に会えばいいか
全然わかんなくなって、
授業が終わると同時に
いつも逃げるように帰った。
次の日は木曜だったから、
裏門から出て走って帰った。
すると、
ちょうど、私の家と
シンの家の方向の
分かれ道のところに
シンが座っていた。
「見ーっけ。
お前、帰んの早すぎ。
どんだけ走らせんだよ」
「・・・だって・・・
シンが・・・」
ちょっと涙目になった。
言葉に詰まってたら
シンは、冷たい手で
私の手をギュッと握ると
そのまま
シンの家の方向に歩いた。
無言のまま、
シンの部屋に連れてこられた。
その次の日も、
昼休みに購買でシンを見付けた。
シンは、
私に気づかないフリをして
クラスの女の子と話してた。
そんな態度に
無性に腹が立って、
苛々が止まらなかった。
どんな風に会えばいいか
全然わかんなくなって、
授業が終わると同時に
いつも逃げるように帰った。
次の日は木曜だったから、
裏門から出て走って帰った。
すると、
ちょうど、私の家と
シンの家の方向の
分かれ道のところに
シンが座っていた。
「見ーっけ。
お前、帰んの早すぎ。
どんだけ走らせんだよ」
「・・・だって・・・
シンが・・・」
ちょっと涙目になった。
言葉に詰まってたら
シンは、冷たい手で
私の手をギュッと握ると
そのまま
シンの家の方向に歩いた。
無言のまま、
シンの部屋に連れてこられた。
