
もしも、君を愛せたならば
第15章 はじめて
先輩とキスした日から
私はちょっと真面目になった。
遅刻もしなくなって、
授業にはちゃんと出て、
体育だって真面目に受けた。
先輩は、時々屋上で
授業をサボったりしつつも
毎日学校には来ていた。
学校の中で先輩と会う事は
殆ど無かったけど、
たまに
お昼休みにバッタリ出会って
ついつい目が合うと
ワザとちょっと
変な顔をしたりして
私を笑わせた。
先輩の周りは
いっつも友達が沢山いて
話す隙なんて
全くと言っていいほど無い。
でも私は、
この秘密みたいな
関係が嬉しくて
その度込み上げてくる
純粋な「好き」の気持ちに、
恋する小学生みたいに
嬉しくなった。
私はちょっと真面目になった。
遅刻もしなくなって、
授業にはちゃんと出て、
体育だって真面目に受けた。
先輩は、時々屋上で
授業をサボったりしつつも
毎日学校には来ていた。
学校の中で先輩と会う事は
殆ど無かったけど、
たまに
お昼休みにバッタリ出会って
ついつい目が合うと
ワザとちょっと
変な顔をしたりして
私を笑わせた。
先輩の周りは
いっつも友達が沢山いて
話す隙なんて
全くと言っていいほど無い。
でも私は、
この秘密みたいな
関係が嬉しくて
その度込み上げてくる
純粋な「好き」の気持ちに、
恋する小学生みたいに
嬉しくなった。
