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もしも、君を愛せたならば

第14章 亜矢の恋

あの後、
矢島先輩と私は、
工藤から長いお説教を食らった。

反省する色のない先輩に
さらにお説教は延びて
ついでなのか何なのか、
私は2時間一緒に立たされた。



お説教が終わると、
既にお昼だった。


職員室を出ると、
矢島先輩は言った。


〝ギリギリセーフだなー
 お前!!〟


〝え?〟


〝だからさー、さっきの!
 水野だよ!!〟



・・・ああ、そうだ。
私、ヤられかけたんだ。
ありえない、アイツ。


そうしたら、
また、
悔しくて、怖くなって、
涙が出てきた。









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